前田節の「鳥の目・虫の目・魚の目」

前回から「経営改善の進め方」について、現状認識、経営改善の方向性の検討、問題点の整理、部門別の戦略、アクションプランの作成についてお伝えしてきました。

今回は「経営改善の進め方」最終回として、アクションプランの実行・管理についてお伝えします。  

 

1.アクションプランの実行

企業の成果(=業績)は、どれだけのアクションプランを実行できたかによって決まります。またアクションプランは、ただ実行するだけではなく、その質・量・スピード・マネジメントの優劣によって、その成果は変わります。ここではアクションプラン実行のポイントについてマネジメントの視点から、(1)アクションプラン計画、(2)実行チェック、(3)評価・成果配分についてお伝えします。

 

まず1点目、(1)アクションプラン計画におけるポイントは、

①数値目標・期限・担当者・チェック方法を明確にする

②アクションプランを一覧表にまとめる

③実行するためのサポートを盛り込む、等です

特に③は、今まで実行したことのないアクションプランを実行するときには、そのための教育や実行をサポートするツール等が必要で、それをアクションプランに盛り込む必要があります。

 

次に(2)実行チェックにおけるポイントは、

「計画から実行」「実行からチェック」のサイクルを早くすることです。

チェックが早く実施されるとその対策(改善)も早く実施されます。また目標に対する管理意識が高く、「あと○○で達成する」ことを常に理解し、そのための改善策を明確に持って、実行していきます。チェックするサイクルですが、できれば毎日チェックする体制を作っていただきたいと考えます。そのためには単純にチェックできる仕組み(日報等の報告フォーマット)と、従業員の報告スキル(継続的に報告する力)が必要です。

 

最後に(3)評価・成果配分ですが、アクションプランを実行していく上で重要な要素である「動機づけ」に大きく影響するポイントです。

評価のポイントは、

①具体的な成果を客観的(定量的)に評価する

②成果につながったプロセスを評価する

③行動しなかったことを叱る、等です

評価の次の成果配分ですが、金銭面の成果配分の実施も必要ですが、業務面での成果配分も重要です。業務面の成果配分とは、高い評価をした従業員に対して「新たな仕事」「より重要で困難な仕事」を任せることです。そのことが従業員の「力」を認め、存在感を与え、より一層の使命感を感じることにつながります。企業経営においては、一般的に昇格や昇進ということで表現されますが、その意味を伝えることが重要です。いずれにしても、評価・配分するには適正に評価するルールが必要であり、それを正しく運用することが重要です。

 

新型コロナウイルス感染症の影響で、企業を取り巻く外部環境は一変しました。このような環境にいち早く適応するため、様々なアクションプランを実行し、トライアンドエラーで企業の方向性を見極めることが必要です。アクションプランのPDCAサイクルを素早く回すことは、経営改善をより迅速に進めていくことに繋がります。

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